
日常を過ごしていると、自分の中で心外に思う出来事が自分への啓示であるということがよくあります。
こんなことで嫌な気持ちになったな〜という事を掘り起こしていくと、それは自分に対する学びの機会となるのです。
今日もそんな機会がありましたので、みなさんにもその話をシェアしたいと思います。
これじゃない、あれがほしい
今日は、知り合いの子どもの誕生日でした。
私は何人か貧困家庭の子どもたちを経済的にサポートしているのですが、その子もその内の一人です。
今日が彼の誕生日だと知っていたので、大きなホールケーキ2個、バルーン、クラッカーを持ってお祝いに行きました。
彼は大きなケーキに喜び、「ありがとう」とお礼を伝えてくれました。
しかしその後に、
「サリー今日はどこに連れていってくれるの?僕、大きいリュックが欲しいんだけど。」という言葉を私に投げかけてきました。
まだ彼は子供だし、欲しいものがあってそれを素直に口に出すことにも理解はできる。でもその言葉を受けた立場としては少し残念に思う気持ちがありました。
ケーキも二個買って、バルーンも持っていったのに、それじゃなくてあれが欲しいんだと言われたように感じたからです。
この出来事から、私は私たちも普段そんなことを宇宙に対して日常的に行っていることに気づきました。
今置かれてる環境じゃなくて、こういう現実が欲しいんだ。
私たちは常に、もっとこうあって欲しい。今よりももっと良い現実を体験したいと頭の中で考えています。
未来に対して理想を描くことは悪いことではありません。しかし未来に意識が向いている時、その人は今にいません。
バシャールが「今この瞬間にいることが大事」と私たちに訴えかけていますが、こんな現実が欲しいと思いを巡らせているときは、その人は今に存在することができていません。
また、理想通りの未来がやってきたら自分が満たされるという考えは、翻すと今に不足を感じている自分がいることがわかります。
つまり不満な現実を今に投影しているのです。
ありがとうという気持ちは私たちを今に引き戻す
私たちがあんな未来が欲しい、こんな未来が欲しい、と宇宙に注文をし続けている間にも、宇宙は次々と私たちの願いを叶えてくれています。
一度立ち止まり、その事実について意識を向けてみると、不満に思っていた今にも宇宙が形にしてくれた沢山の現実があることに気付きます。
ありがとうという気持ちが湧き上がるとき、あなたは今にいます。自分の不足感ではなく今すでに与えられている恵みに意識が向いているからです。
宇宙の愛は無限であり、私たちの願いをなんでも叶えてくれるかもしれません。しかし、なんでも叶えてくれるからと与えてくれたものに対してお礼を述べず、これじゃなくてあれが欲しいと訴えるのは違うように思います。
今にいることが自分の願いを形にする方法ならば、感謝の気持ちを持つことがあなたの願う未来を引き寄せることなります。
自分が今叶っていないこと、持っていないことに意識を向けるのではなく、自分が今与えられているもの、満たされているものに目を向けそれに対して”ありがとう”という気持ちを持ち続けていきましょう。
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